水の中のアンジェ

私の小さな妹は、水の中にいる

たっぷりの空気を肺に抱え、力いっぱい両手を伸ばし、大きく蹴伸びをする

誰の声も届かず、彼女の声も聞こえない

ただ水に深く潜り、滑らかな体躯を滑らせる

遠くで話す彼らには、きっと見ることができないのだろう

水面が映す日の光が、流れの中を隠すのだろう

長く泳いだその先で、皆が忘れたその頃に、顔を覗かせ息継ぎをする

私はいつかその時に、水の深さを聞きに行く